生物試料分析科学会 - The Society of Analytical Bio-Science

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分析機器・試薬アナリストはどのような資格なのか

1 分析機器・試薬アナリストの目指すもの
 
臨床検査分野をはじめとする分析機器や測定系試薬は、近年著しく高性能化してきたため、クライアントが正確な測定ができているのかを現場で評価することが困難になっています。反面、生物試料分析に携わる技術者は、生物試料分析の質を担保する上でも分析機器や試薬を的確に評価できる能力を有することが求められているという現実があります。
 
しかし、残念ながらこれらの能力を高める教育制度や一定のレベルにあることを評価するような資格制度は、関連学術団体に見あたりません。そこで本学会はその役割の一環として、認定資格「分析機器・試薬アナリスト」を立ち上げました。

2 どのような能力を育成し、認定したいのか
 本学会が、分析機器・試薬アナリストとしてどのような能力を育成し、認定したいのかは、具体的にいくつかの勉強資料をご覧いただくことで、ご理解いただけるものと思います。
 では本学会誌に掲載された具体的な例を順次ご紹介させていただきますので、興味をお持ちになられた方は是非認定試験にチャレンジしていただければ幸いです。
 (1) 「X-R管理法は分析機器や試薬の異常を見つけられない!」 (PDF)
    平成23年12月20日刊行 生物試料分析 34巻5号掲載
 (2
) 「クレアチニン濃度は下2桁まで報告できるのか」
 (3) 「酵素反応の阻害形式はこれで良いのか」
  印 今後このホームページに掲載予定の項目

3 資格認定後はどうなるのか
 
分析機器・試薬アナリスト資格取得者には、2の例でお示ししたような題材(実際のものとは異なります。)で、Web勉強会を開催し、レベルの向上を図るとともに、講習会インストラクターの養成も行っています。また、、Web勉強会を受講することにより資格更新要件であるポイントが取得できます。